【SEのオシゴト】IT関連資格は意味ない?現役SEが想うお勉強の意義

SEオシゴト関連

SEというオシゴトは、昔に比べて大分ブラック要素が減って来たように思います。それでも、日々目の前のタスクを忙しくこなし、なんとなく過ぎてしまう…資格を取れ!って周り(会社・上司など)に言われるけど、そこにきちんと“意義”を感じられないと、モチベーションも上がらない、維持できない…

勉強なんて全くしなかった私が、複数の資格にチャレンジし合格できるようになったきっかけや考え方をお伝えすることで、モヤモヤを感じている方が少しでも前向きに“お勉強”を捉えられるようになればと思います。

仕事に追われた20代…

2010年代の前半、私は20代で、その頃はまだまだIT業界には、無茶振り、サービス残業、徹夜…ブラック労働が蔓延していました。

当然私も例外ではなく、非常に忙しい日々を過ごしていました。

そうなると、資格勉強は愚か、世の中のニュース、トレンドすらも耳には入らず、およそ人間らしい生活はできていませんでした。

当時から、周りには資格勉強頑張ってる人とか、IT業界のトレンドをアンテナ高く収集している人はいましたが、

「仕事は現場で回ってるんだ!」

「机上のお勉強なんてクソの役にも立たねーよ!」

「トレンド追って、意識高い打ってんじゃねー!」

とか、荒んだ考えが頭の中を巡ってました…

ただまぁ、まったく外れた考えでもなくて、勉強して資格とっても、現場仕事ですぐ役に立つ訳じゃないし、現場で実践してみて、色々トラブって、やりきった経験に勝るものはないなー、とも思うわけです。

オススメ資格で後述しますが、当時、私はIT関連の資格など、一つも持ってない状態で、情報処理技術者試験の基本情報技術者も持っていませんでした。この資格は結構IT技術者の登竜門的資格なので、これを取ってない私は、「無免許SE」と揶揄されたものでした…

少しずつ変わったきっかけ

30代になり、世の中の「働き方改革」ムーブメント、ホワイト企業優遇(健康経営銘柄やホワイト500など)、仕事量をある程度コントロールできる立場への変化などもあり、だんだん自分の時間を確保できるようになってきました。

そんな中、とある飲み会での先輩との会話で、少しずつ、“お勉強”に前向きになっていきます。

その先輩は情報処理技術者試験の高度区分(プロジェクトマネージャやシステムアーキテクト)、PMPを保持している意識高い人でした。

私「色々資格持っててすごいっすね〜(ぶっちゃけホントにすごいとは思ってない)

  どれくらい勉強してるんですか?」

先輩「情報処理技術者試験に関して言えば、ほとんど勉強してないよ」

ふっ、天才アピール来た、勉強しなくても受かっちゃう、天才アピールか、と思ったりもしましたが、よくよく話を聞いてみると、年に2回の情報処理技術者試験は勉強してるしてないに関わらず、受験申し込みを自分の中の決まりごとにしている、勉強するとしても通勤時間などで、スマホでできる過去問サイトをざーっと眺めてみる程度。

情報処理技術者試験には、過去問がそのまま出題されるセクション(午前試験)があって、ここをクリアするための準備は多少するけど、その他の範囲(午後試験)については、その時の自分の実力試験だと思って、受験だけするようにしているとのこと。

また、この試験は各地の大学のキャンパスで実施されることも多く、半年に一度、行ったことない大学に入って、一日過ごすこと(非日常を感じること)に、楽しみを見出している、とのこと。

全く勉強していなくても、試験に落ちれば少し悔しいし、次はもうちょっと準備しようかな、となるのが人情。この試験は受験料も安く(¥5,700)、年に2回。日常の忙しさに追われて忘れていたモチベーションや向上心を思い出させてくれる、きっかけになると考えればとても安い投資。

しかも、私の会社では、試験に受かれば報奨金がもらえて、受験料なんて余裕でペイできてしまう状況でした。

  • 勉強できればすればいいけど、できなければやらなくたっていい
  • 試験に受かることだけが、目的ではない
  • (金銭的に)大した痛手にはならない。むしろ運良く受かれば大幅プラス

デメリットは少なく、メリットはまぁまぁ、これはいっちょやってみっか!と翌日すぐに試験申し込みをポチったのでした。

世の中には3種類の人間がいる

そもそも、なんで今までは試験なんてクソくらえ、とか思ってたかって、受験もしない自分を正当化したかったんだと思います。

仕事と勉強の両立は大変だ、試験に落ちたら恥ずかしい、だから受けない。

そんな大変さに立ち向かわない言い訳として、試験自体、資格自体を、まるで意味のないことかのように思い込んでいたのかな、と。

何も資格に限った話ではないのですが、世の中の人たちは3種類に分かれると思ってます。

  • チャレンジして成功する人(試験を受けて受かる人)
  • チャレンジして失敗する人(試験を受けて落ちる人)
  • チャレンジしない人(試験を受けもしない人)

私の中のイメージは、こんな感じ。

チャレンジして成功>チャレンジして失敗>>>>>>>>>>>>>>>チャレンジしない

結果が成功か失敗かって、そんなに大きな問題じゃないと思いませんか?何もやらずに、失敗した人をバカにして、成功した人を揶揄して。そんなことに人生費やすなんてもったいない!

誰かの足を引っ張ることしか考えていない、チャレンジしない人につられて、その場に留まっちゃうのは本当にもったいないことだと思うんです。

チャレンジしてればいつかは成功するでしょう。失敗したら、別の方向に行ってもいい。チャレンジしてる事自体が楽しいことで、やってみなきゃ何もわからないんです。

オススメする資格

前述の通り、情報処理技術者試験全般がオススメです。

  • 受験料が比較的安い(¥7,500税込)
  • 国(経済産業省)の認定資格なので、ある程度権威がある。
  • 年2回の開催がモチベーション維持にちょうどいい

まずは、「基本情報技術者試験」

次は、「応用情報技術者試験」

さらに、自分の職種・担当に合わせて高度区分(ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなどの技術特化試験や、プロジェクトマネージャやITストラテジストなどの上流工程試験など)を目指すなど、ステップもいい具合に用意されているので、ぜひチャレンジしていただきたいです。

今後、それぞれの試験区分の対策方法や受験体験記なども、投稿していければと思います。

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